6BM8S アンプの製作

ケース加工

ケースは側板と前面板だけ使い,他はアルミ板,銅板を組み合わせて加工します.上面板は厚さ2mmのアルミ板を使い,トランス類,電解コンデンサ,球を並べます.この配置が,アンプの完成度を左右すると言っても過言ではありません.ワイヤリングに無理が無く,部品間の影響も少なくなるよう考えて,配置図(Fig.2-3-1)をCADを使って作成します.背板と底板は厚さ1.5mmの銅板を加工します.今回は高さ44mmのケースを使ったため,端子は横並び以外は不可能でしょう.底板は放熱穴とインシュレータ取り付けを考えてデザインします.前面板はケースの付属板を加工します.加工は,ボール盤,ヤスリなどを用いて気長に行います.

6BM8Sアンプ配置図

このコンテンツは 2003年に別のサイトに掲載したものを加筆、修正して転載しています。